家の設計図

自宅にエレベーター!?設置コストやデメリットを解説

エレベーター

自宅にエレベーターを設置すれば、移動が楽になり生活面で恩恵を受けられるメリットがあります。例えば、重いものを別の階に運ぶ際の手段にできます。同時に複数の人が利用できる魅力もあり、しかも重いものであっても一定の範囲内で使える代物であるため、快適なライフスタイルを送るための手助けになります。
実際に、エレベーターそのものを設置しやすいメリットがあります。建設を行うときに全て準備しなくてはならないわけではなく、後付けであってもスペースを確保すれば十分に間に合います。建築物の強度が存在すれば、リフォームをして内装に見合ったものを利用できますので大人数で暮らしている住宅にとってはうってつけのものです。

ただ、デメリット面が存在するのも事実です。まず、建築基準法の影響で実は搭乗できる人数に制限が存在するという点です。最大で3名と決まっており、しかも床面積の限定もありますので実は大きな自宅エレベーターを設置できないという背景があります。エレベーターで上下に移動できる距離にも制限がありますので、この点にも注意が必要です。
また、設置コストが大きくなりがちなのも課題です。一般的に、自宅でエレベーターを設置する際には最低でも200万円以上が相場です。しかも、初期費用が高くなりがちなので付加価値的に様々な部分で予算を準備しなくてはいけないことも多いです。本体価格はもちろんですが、設置工事にかかる分や申請するために必要になる費用など実は諸々の経費が必要です。

注意をしなくてはならない点としては、実は物件の構造によって設置コストにもばらつきが存在するという点です。日本は、木造建築を主としていますが実際にエレベーターを設置するためには相応の強度が必要です。それが足りないと考えられる場合には、きちんと強度を補強する必要があるので、このための費用も準備しなくてはいけません。
さらに、最大のデメリットとしては非常時に実は使いづらいという点です。日本は地震を筆頭にいろいろな災害が多い国であるため、緊急時には早急な対応が自宅でも求められます。エレベーターは、停電時や災害時に利用できないケースが大半であり、最悪の場合はエレベーター内に閉じ込められてしまうリスクも存在します。
確かに、メリットも数多くある自宅内のエレベーターですが、それに反して理解しておかなくてはいけないコスト面の課題やデメリットがあることも知っておくことです。